トレンドカラーの決め方

お店に並ぶブランドの服は、毎シーズンどの店も似たような色のものが多いです。

2017年春夏はピンクの服をよく見かけました

毎年の流行色というのは、あらかじめ決められているそうです。

カラートレンドの傾向が実シーズンに先駆けて早く提供されれば、メーカー側のほうで商品開発の計画を立てやすくなるのです。

初夏のトレンドなら実シーズンの約2年前の6月で秋冬のトレンドは12月に、インターカラー(国際流行色委員会)で色が選定されます。

インターカラーの動向を踏まえて、さらに一般社団法人日本流行色協会で日本の市場動向やトレンドを加味しながらカラーデザインを選定し、約1年半前に日本向けの流行色「JAFCAカラー」が発表されます。

流行色の選定は、3~5色程度のカラーグループがいくつか提案され、その中から作り手に選ばれたカラーが商品となり売り出されます。

家電やインテリアなどの流行色の提供もおこないます。

洋服の流行色の選定は年に2回となっていますが、インテリアや自動車は年に1回だけです。

流行色は年によって黒やグレーなどモノトーンだったり赤や黄色などの明るい色だったりし、爆発的に流行る色というのもありますが、売り手の戦略にはまっているのです。

テレビドラマで食べているラーメンは湯気が立っていない

テレビドラマや舞台芝居で使われている言葉に「消え物」というのがあります。

これは業界用語で、演技のなかで使用するとすぐに無くなるか消耗が始まってしまい、1回しか使えない小道具のことです。

食べ物が多いですが、ほかにも、割ってしまう花瓶や破ってしまう手紙や書類、燃やしてしまうろうそく、吸ってしまうタバコなどが消え物と呼ばれます。

これらは上演やテイクのたびに消費してしまい使いまわしができないので、そのつど新しいものを用意しなければなりません。

食事シーンで用意される食事も消え物ですが、この食事は、かつては演技にさしつかえないように冷えたものを使っていたのが、最近ではリアルな演技を求める監督の方針により温かいものは温かいままでてくることも多いようです。

しかし、食事のシーンで出されるラーメンは別で、ラーメン店のシーンなどで熱々のラーメンをすすり食べながらセリフを言うのは演技力のある役者でもさすがに無理なのでしょう。

さらに、演技にあわせてタイミングよくラーメンを出すためには、あらかじめ作っておいたものを用意しておかなければならず、熱々のできたてラーメンが本番のシーンで使われることはほとんどないのです。

タイフーンは日本語の台風が英語化したものではない

すしはsushi、柔道はjudo、空手はkarateといったように、日本語がそのまま英語化した単語がいくつかあります。

しかし英語のtyphoonは、音は似ていますが、日本語の台風が英語として通用されるようになったものではないようです。

中国で風の前兆となる気象現象を風胎と呼んでいたのが颶の字に変わり、台風そのものを颶と表す地方も出てきて、さらに福建省で台湾のほうからくる風という意味で台風とも呼び、やがて中国では颶や台風、風台とも呼ぶようになります。

日本では古くは野の草を分けて吹く風という意味で野分(のわき)と言っていて、1810年の滝沢馬琴の読本に颶という字が使われていますが、颶風(ぐふう)と呼ぶようになったのがいつ頃からなのかは、はっきりしません。

大正時代以降になってやっと一般的に颶風という言葉が使われるようになってきたようなので、ずいぶん新しい言葉と言えますが、1949(昭和24)年あたりから颶風が台風に代わったといわれます。

颶風が台風になった由来には諸説あるようです。

このように日本に台風という言葉が生まれたのは新しく、日本語が語源でないということがいえそうです。

中国語と英語を比べてみると、どちらが古いのかはっきりわからないようです。

そうめんに入っている色付き麺

ツルっとした食感の素麺は、麺つゆにつけてさっぱりと食べるのが定番ですが、にゅうめんにしたりチャンブルーにしたりなどさまざまなアレンジでも美味しくいただくことができます。

ところで、素麺と言えば白色ですが、色付きの麺が混じっていることがあります。

これは見た目の楽しさと清涼感の演出で入れるそうで、子どもにも好評ですが、もともとは素麺と区別する目的で冷や麦に入れたのが最初だったそうです。

JAS規格で、素麺は太さ1.3ミリ未満、冷や麦は太さ1.3~1.7ミリと定められています。

しかし両者の材料は全く同じで、客だけでなく工場でも区別しづらいという問題がありました。

そこで戦後から冷や麦に色付き麺を入れ始め、白い麺に数本だけ混ぜるようになったのだといいます。

合成着色料の使用が1970(昭和45)年に禁止となった関係で色付き麺は廃れますが、1980年代になり天然原料の着色料が開発されると色付き麺がまた作られるようになります。

ただ、老舗のメーカーでは色付き麺を素麺に混ぜないところも多いといいます。

たとえば「揖保乃糸」の冷や麦には赤と緑の麺を2本ずつ入れていますが、素麺は太さ1ミリ以下で折れやすいため色付き麺を差し込めず、入れていないそうです。

セーラー服をあまり見かけなくなった

学校によって学生服のデザインはさまざまで、制服に憧れて入学するという生徒もたくさんいます。

セーラー服も定番の学生服デザインだったように思えますが、最近、セーラー服の女子中高生をあまり見かけなくなりました。

1980年代中頃、全国的に制服のモデルチェンジブームというのが起こったそうです。

これは、東京都内のある私立女子高がセーラー服からブレザーとタータンチェックのスカートに変更したのがきっかけとなり、全国的に広がったのです。

もともとセーラー服は重ね着ができなかったり脱ぎにくかったりという不満があったので、新しい制服で個性を出したいというのもあり脱セーラー服ブームとなりました。

それ以来、セーラー服を採用している学校は年々減っているといいます。

セーラー服はイギリス水兵服が発祥で、明治時代に日本海軍がそれを水兵服として取り入れ、その後大正時代に福岡女学院が体操服として取り入れたのが学校として初めてのことです。

そして物資不足だった戦時中や戦後以外は女子学生の制服のほとんどがセーラー服となったのですが、今ではずいぶん少なくなっています。

新しく作る場合にセーラー服を採用する学校もないそうです。

ただ、じつは今でもセーラー服の人気は高いようです。